インデックスファンドの積立だけでは不十分か
これまで資産運用の重要性について触れて来ましたが、その方法は長期積立投資を重要視したものでした。
S&P500に連動するインデックスファンドをひとつ積立していけば良いという論調は、日本の投資家の中でも良く聞かれます。私もそれで十分かと思っていましたが、米国でファンドも立ち上げた実績がある高橋ダンさんはその方法を強く否定されています。
高橋ダンさんの論を添付の動画で聞いてみましょう。
長期積立投資の数倍の利益を得るには
まず、5分7秒からあるチャートを紹介されています。
このチャートのひとつは、世界で一般的なファンドが運用する形である25%がゴールド、75%がS&P500のインデックス投資で配当も再投資したもののようです。これをAチャートとしましょう。もう一つのチャートは、上記のS&P500を75%運用しているものより数倍の価格上昇を示しています。こちらはBチャートとします。
Bチャートの中身は、先月にゴールドの値上がりが良い場合、今月はゴールドの率を高める。先月に株価の値上がりが大きい場合には、ゴールドを売り株を多く購入するという運用のもの。素直にトレンドに乗ろうとする運用方法ですね。
そのようなローテーションの運用でAチャートの運用結果を凌駕しました。
Aチャートは10年掛けて、100万円を220~230万円となりましたが、Bチャートは10年で100万円が700万円になっています。利益はAチャートが120~130万円でBチャートが600万円ですから、その差は5倍にもなります・・。
まあ、Aチャートでも普通は十分ですが、資産運用の勉強を継続していきたい方ならば、Bチャートの運用に大きな興味が沸くのではないでしょうか。
高橋ダンさんのお勧めは、90%を長期投資、10%を短期投資で行う事です。なぜなら、リーマンショックなどの株価の値動きが激しい期間は、短期投資の方がずっとパフォーマンスが良くなるからです。
ただ、短期投資には知識・経験が重要になってくるので勉強時間を取れない人には向かない方法ですね。
短期投資に興味がある方は高橋ダンさんが無料で様々な役立つ手法をYoutubeで解説されているので非常に役立つと思います。